いにしえの宿 大社の湯 佳雲

 『ラビスタ函館ベイ』や『浜千鳥の湯 海舟』などを手がける共立リゾートが出雲大社のお膝元に『佳雲』『月夜のうさぎ』の2棟の湯宿をオープン。2棟が隣接しており、宿内で移動ができ、貸し切り風呂や各々の大浴場を共有し、利用することができます。出雲大社まで徒歩 約10分、宿の近くには大手コンビニがあり、すばらしい立地です。

グランドオープンは2017年7月なのですが、5月からプレオープンということで、早速、伺ってみました。今回は、グランドオープン前の『佳雲』をご紹介したいと思います。


フロント

フロントのすぐ隣にはこのようなスペースがあります。ここで宿泊手続きを行います。館内の説明や夕食の時間(宿泊したときは17:30と20:00の2部制でした)などを決めます。夕食の時間が20:00なんて遅すぎるのでは…おなかが空いてしまいそうですね…。しかし、そこはご安心ください。夕食が遅い時間になったお客様のために、夕食前に軽食のサービスがあるんです!私が訪れたときは〈出雲ぜんざい〉がふるまわれていたようですが、残念ながら17:30から夕食の場合には、時間の都合上、いただくことができません…残念…。

手続きが終わればお部屋へ案内されます。今回は源泉露天風呂付きのお部屋を予約したので、お部屋の露天風呂は源泉でゆっくりと温泉を満喫することができました。大浴場の温泉はやや温めの設定でしたが、お部屋の温泉は熱々で水を入れて温度を調節しました。


夕食・朝食

(朝食の写真)

 夕食・朝食ともに1階の食事処でいただきました。中はけっこう広々としており、ゆっくりと食事をいただくことができました。『佳雲』の夕食では、先附やお造りなどが記載されているお品書きに 心ばかり というものがあり、3品記載されていました。この 心ばかり とは、3品のうち、お好きなものをお好きなだけ というものでした!!よく宿泊先の食事の品数が多すぎて食べきれず、もったいないけれど残してしまったという経験はありませんか?『佳雲』の夕食では、この心ばかりで食事の量を調整できるようになっており、とても良いシステムだなと思いました。いろいろ食べてみたいけれど、一人で1品は…と思った私は、3品を1つずつ注文し、旦那と半分ずついただきました。そして、無事に残すことなく甘味まで一通り食べきることができました。旦那には量が足りなかったようですが、心ばかりの品を追加で注文することで、量を調節することができました。

 朝食では網で焼く干物があったのですが、なんと、あらかじめ、軽く火を通してくれていました。これによって、焼いている間にお魚がくっつくこともなく、網で少し温めるだけで美味しくいただけました。


『佳雲』は立地や設備もさることながら、他では類をみない食事のシステムがとても良いと思いました。島根を訪れる際には、ぜひ『佳雲』を利用してみてはおかがでしょうか?とてもおススメですよ!