3回目の胚盤胞移植②~BT6からBT11妊娠検査薬の変化(※画像あり)~

移植したときはBT7から妊娠検査薬を使おうと思っていたのにフライングでBT6から開始してしまいました。

これまでの経験から今回の妊娠検査薬では

  • 2日前と比較して妊娠検査薬が濃くなるか
  • 判定線が出るまでの時間が短くなるか(2回目に化学流産したときは15分ほど過ぎてからうっすらと線が出ました。判定日には僅かにHCGが上がっていたものの少な過ぎて化学流産になりました。やはり判定時間を大幅に過ぎてからの陽性判定は数日後の変化を見る必要があります)

この点に注目して比較しました。

私はたくさん検索していろんなかたの画像を拝見しました。だから同じ気持ちのかたに自分の経験をお伝えすることで何かお役に立てたらと思っています。このような思いから画像を載せました。少し見辛いですがご了承下さい。

私が使用した妊娠検査薬はP-チェックドゥーテストです。それぞれの画像と使ってみた感想になります。

<P-チェック>

BT6からBT7でははっきりと線が濃くなりました。BT9でも少し濃くなっています。ですが…BT9からは線が濃くなったのか判断に迷うようになりました。ある一定の数値からは濃さが変わらなくなる印象です。このため、濃さが変わらないことに不安を感じてしまいました。他のかたのお話しからすると終了線ほどの濃さにはならない仕様らしいので、その点は気にしなくて良いみたいです。

P-チェックは安価で使いやすくBT6というフライングでもうっすらと反応してくれるのですが判定線が濃くならないことに不安を感じたのでドゥーテストを併用することにしました。

<ドゥーテスト>

画像では少し見辛いのですがドゥーテストではBT8と比較してBT10の方が濃くなっており、終了線と同じくらいの濃さになりました。ドゥーテストは終了線よりも判定線が濃くなる逆転現象もみられるといわれているため、判定線の濃さを比較していくなら、こちらの方が不安なく使用できると思いました。

私は経験から2つの妊娠検査薬の使い分けとして

P-チェック→BT6~BT9までの早い段階で判定線の濃さを比較するとき、着床しているかを判断したいときに使用する。

ドゥーテスト→判定日まで継続的に判定線の濃さを比較したいとき、BT8から判定線の濃さの変化を確認したいときに使用する。

と判断しました。

判定日(BT11)では念願の陽性判定をいただきました。HCG231であり、先生からは「100以上あれば良い時期だから十分です。この時期でこの数値なら心拍確認確認から出産まで十分いけると思いますよ」と言われました。

採卵1回、3回目の胚盤胞移植となるとどんどんグレードが下がるので不安でしたが無事に陽性判定を頂けました、夢のようです。融解後に成長してくれるほどの元気な卵だったということがすごく大きかったように感じます。

同じ悩みや不安を抱えているかたに私の経験がお役にたてると嬉しいです。コメントも気軽に送ってくださいね。

3回目の胚盤胞移植①~移植当日~

3回目の胚盤胞移植。融解前のグレードは3BCでした。移植当日に培養士さんから移植する卵の事前説明がありますが、そこには5BCと書かれていて困惑しました。

どうやら融解後にどんどん成長が進んで移植する段階では5BCになっていたのです!とても元気な卵に嬉しさと「今回こそいけるかも」という期待が膨らみました。

移植後はどうなるのな不安しかなく「きっと今回もダメだろう」という気持ちから今までよりもリラックスして過ごしていました。

移植後のお薬ですが私の通うクリニックでは膣錠を使用します。3種類あり、どれを選ぶかは自由です。どれも挿入方法や回数に違いがあります。

今までの膣錠は…

1回目→ルティナス

2回目→ワンクリノン

利便性を考えるとワンクリノンが良かったけれど妊娠検査薬の反応はルティナスの方が良かったので3回目の今回はルティナスを選びました。

次はBT7に妊娠検査薬で着床を確認します。

3回目の移植~3BC胚盤胞~

お久しぶりです。

治験で体外受精をして数ヶ月が経ちました。その経過は…

5AB→陽性反応がでるも直後から出血が続き判定日にはHCG40台で化学流産

5BC→BT7にうすーい陽性反応。判定日はHCG一桁で予想通りの結果。化学流産

3BC→今週期に移植

先日、初めて体外受精をした友人が1回目で妊娠判定をもらったと連絡がありました。正直、羨ましい気持ちと自分は何をしても無理なんじゃないかという気持ちが入り交じり、とても辛くなりました。

移植3回目でほとんどの人は妊娠できるというけれど、移植は良い胚盤胞から行うので回数を重ねるにつれてグレードは下がる。今までの結果から、もう何をしてもダメなのかと不安な気持ちしかありません。

でも、諦めたくない。子供がほしい。きっと大丈夫、自分を信じるんだ。

良い胚盤胞を移植しても妊娠できない人もいる、グレードが低くても妊娠する人もいる。子宮ではないところで妊娠することもある(子宮外妊娠)。そう考えるとタイミングなんだなと思えてきます。

だから、移植後はお腹にかえってきた赤ちゃんとの生活を楽しんで過ごしたいと思います。一生懸命育って帰ってきてくれたんだから。

「言霊:この夏に妊娠して妊娠した友人と同級生の子供を産む。不妊に悩んでいる皆様に幸せが訪れますように。」

はじめての体外受精~移植後9日目 生理のような出血~

移植後9日目。恐れていた事態がやってきました。

生理と変わらない色の出血が始まったのです。量は1日目より少ないぐらいでしょうか?でもトイレへ行くとティッシュに生理のときと同じくらい血が付着するし、便器の水が赤くなるほどでした。

陽性反応が出ていたから着床はしていたのかもしれないけれど、これは生理以外には考えられないし、だんだんと妊娠検査薬の陽性反応が薄くなっていって化学流産になるのかな…。

不安でたまりません。

慌てて治験コーディネーターさんに電話しました。

少し残念そうな声で電話越しに話してくださり「今はお薬をこのまま続けてもらうしかありません。先生からもお腹が痛くなければ様子をみるようにと指示を頂いています。不安にさせてしまって申し訳ないです。」と言われました。

帰宅してから昨日と同じくらいの時間に妊娠検査薬を使いました。

もう、ダメかもしれない。

そう思い判定を待っていると…昨日よりも早々と陽性反応が確認できました。しかも少し色が濃くなった気がします。

単純な私はこの結果に嬉しくなりました…が…明日どうなっているかわかりません。

明日には出血が止まるように祈りながら早々と寝ることにします。

はじめての体外受精 ~移植後8日目のフライング検査と出血~

移植後8日が経ちました。

昨日からおりものに混じった出血やおりものシートに2滴ほどピンク色の出血がありとても心配しています。

今朝は基礎体温を計ってみました。

黄体ホルモンを補充する膣剤の影響か、測定を初めてから1度もなかった37.05度という高温値でした。少し細胞が安心。

ところが、昨日とは比べ物になないほどしっかりとしたピンク色の出血が続き、夜にはいつもの生理と同じ赤色へと変わりました…。量は生理の1日目よりも少なくおりものシートで足りるくらい。普通のナプキンでは十分に1日もつ程度の量ですが、どんどん生理が始まる兆しに近づいています。

もう頭の中が真っ白です。

そんな中、実は昨日、早期妊娠検査薬を使ってみたんです!使用したのはチェックワンファースト。これは調剤薬局でしか販売していないそうです。結果は…陽性!初めて判定の窓に縦のラインが見えました!終了のラインよりは薄いもののはっきりと確認できました。

昨日のこの出来事があり、出血はあるものの朝から浮かれていた私。妊娠したら…なんてことを考えながら過ごしていました。その浮かれた気持ちがトイレへ行って一瞬で崩れ去りました。

また検索魔になるしかありません。

調べてみると採卵前に注射したHCGがしばらく体内に残り妊娠検査薬が反応してしまうことがあるということがわかりました。

私がHCGを注射したのはちょうど15日前、採卵日の2日前でした。量は5000単位。さすがに2週間残るのかと思いながら出血していることを考えると陽性反応も頼りなく思えてきました。

今回の体外受精は治験で行われているので心配になり治験コーディネーターさんへ電話しました。すると「着床出血かなという気がするけれど、また量が増えたり強い腹痛があればいつでも連絡してくださいね」と言われました。移植後8日も経って着床出血というイメージがありませんでしたが治験コーディネーターさん曰く、この時期の着床出血は普通のことだということでした。

そう言われて少し安心しましたが、やはり増える出血に心が動揺しています。

また帰宅してから妊娠検査薬を使ってみました。今回は早期妊娠検査薬ではなく通常の妊娠検査薬。

しばらくすると判定の窓にうっすらとラインが確認できました。

一安心する気持ちと注目の影響を疑う気持ちが入り交じります。そして、出血への不安は変わりません。一体何を信じればいいのやら…。

明日は出血がおさまりますように。

はじめての体外受精~採卵後5日間培養~

採卵日から5日が経ちました。私の卵子は頑張ってくれているかな?ドキドキしながら移植の持ち物を持ちトイレを我慢して尿を溜めながらクリニックへ。

始めに培養士さんからの説明があるとのことで部屋に呼ばれて1枚の紙が渡されました。見ると移植1の文字が!

やった!

しばらくして培養士さんから説明が始まりました。

採卵できたのは8個。そのうち一つは十分に成熟していなかったので破棄して残りが7個。

そのうち4個を精子は振りかけて自然に受精させ、3個は顕微授精を実施。全て受精卵にはなったけれど、振りかけて受精したうちの1個が奇形であったので破棄して残りは6個。そのうち5日目までに6個全てが培養されていました。

今回、移植するのは一番良い5ABのもの。残りの2個は3BCまで育ち凍結が可能になったので凍結され、残りの2個はもう1日培養して凍結できるか判断するとのことでした。

移植の準備を終えて移植が行われる部屋へ行くと先生が移植する卵の画像を見せてくれてもう一度説明をしてくださいました。

「卵の上の方に少し細胞が出てきているのがわかりますか?もうすでに自分で透明膜を破って出てきている非常に元気な卵です。60%くらいはうまく行くと思います。」

その言葉が嬉しかったこと、そして初めて見た自分の受精卵がとても愛しく、また元気であったことが嬉しくて感無量でした。

移植は痛みなく15分程度で終了。夢にまで見た私の赤ちゃん(正式にはまだ卵の状態だけど)がお腹にあることが嬉しくてたまりませんでした。

妊娠判定日は14日後。それまでに気を付けることが書かれた紙と黄体ホルモンを補充するための膣座薬を頂き帰宅となりました。

移植後に気を付けることはアルコール、喫煙はしないこと、カフェインを控えること、激しい運動をしないこと、走らないこと、自転車に乗らないこと。これらを守って判定日まで、今度は私が卵を育てる番です。

お腹を擦りながら「元気に育ってね」と心の中で語りかけながら判定日まで楽しみに待ちたいと思います。

はじめての体外受精~採卵日 当日~

ついに採卵日がやってきました。採卵については病院によって違うようですが私の通院している病院は静脈麻酔で行います。つまり全身麻酔です。

麻酔が効きやすくなる注射と点滴をしたら案内があるまで個室で待機。順番になると採卵を行う部屋まで歩いて移動します。

以前、FTを行ったときにも静脈麻酔だったので同じ手順で行われました。

移動した部屋には内診台に似た椅子があり、そこに座ります。あとは血圧計を巻いたり手足が動かないように固定したり点滴に麻酔を加えたりいろんなことが同時進行で進んでいきます。そして酸素マスクをつけたら独特な麻酔?の香りがして大きく深呼吸をしている間に夢の中へ落ちていきました。

気がつけば始めの個室のベッドの上。しばらくすると先生が来て「予定通り8個とれましたよ」と声をかけてくださいました。

一昨日、聞いていた数が採卵できたと聞いて一安心。先生の技術に感謝しました。

さて、ここからは治験の規定である5日目まで全ての卵を培養します。

こちらの病院では通常、5日目まで培養したときに移植できる卵がなくなることを防ぐため、2日目にいくつか凍結してストックするとのことでしたが、治験では全て培養です。

5日目まで育てない卵は移植してもダメなのかもという気もするけれど、こればかりは比較する方法がないのでわかりません。

やれるだけのことはやったし、あとは移植当日を待つだけです。良い結果になりますように!

はじめての体外受精~ガニレストのコツと自己注射の克服~

上手に注射できなかったガニレスト。それによって自己注射に対する恐怖心が強くなり憂鬱で精神的にしんどい日々が続いていました。

仕事柄、看護師さんの友人がいてガニレストを持参し相談にのってもらいました。看護師さんからは「針の先端の向きを確認して少し斜めに注射したらいいと思うよ」とアドバイスをもらいました。そして、ついに実践する日がやってきました。

緊張で精神的に限界が訪れていました。幸いにも今回の体外受精は治験でのことなので担当の治験コーディネーターさんがついており、ガニレストに対する不安な気持ちを打ち明けました。すると「診察の後に一緒に頑張りましょう」と言ってもらえました。

診察が終わり今日も治験コーディネーターさんに応援してもらいながら自己注射を開始しました。

ガニレストの針の先端の向きを二人で確認し、思いきって注射してみました!

…少し刺さりにくい…。でも、僅かな抵抗感の後にほとんど痛みなく針が中にスーっと入っていきました!

角度を変えるとこんなに違うんだ!

私のガニレストに対する恐怖心が一瞬でなくなり、久しぶりに心が落ち着きました。嬉しすぎて涙が出そうになりました。それぐらいストレスを感じていたのです。

翌日は家で自己注射でしたが昨日までの不安な気持ちや1日中注射のことを考えてしまうことがなくなりました。これが慣れるということなのでしょうか。昨日までの気持ちが嘘のようでした。

なぜか落ち着くということで、トイレで自己注射を行うことにしました。ガニレストの空気を抜くのに苦戦しましたが、落ち着いて何度とチャレンジし無事に準備が整いました。

勇気を出して自己注射。昨日ほどの勢いが出せなくて刺さるまでに少し時間がかかりましたが刺さった後にはほとんど痛みなくスーっと針が入っていきました。

自己注射が不安でたまらなかった私がこんな風になるなんて、あの頃は想像ができませんでした。

不安でたまらないかた、誰かに話をきいてもらってください。そして、自分が選んだ病院を信じて看護師さんや先生に聞いてもらってください。こんな気持ちをしているのは自分だけじゃない。一人で抱え込んではダメなんです。

不安な気持ちが嘘のように晴れる日がきます。一緒に乗り越えていきましょう!

はじめての体外受精⑦~自己注射指導~

自己注射6日目からは新たに排卵を抑える注射が追加されます。そのために自己注射指導というのが看護師さんから行われます。今日はその指導のために通院です。

2日前、慣れたと思っていた自己注射だけど、一転、恐怖へと変わりました。慣れてきたからとゆっくりと打ってしまい、針が刺さらずに押し込むことになり、注射よりも優しいツンとするような痛みを感じました。それから、注射に対する恐怖心に毎日襲われています。

無事に自己注射はできたし、昨日もできたけど、今日から追加になる注射のことを考えると毎日不安な日々が続いています。

思いきって強がらずに治験コーディネーターさんにその旨を伝えました。そしたら「自己注射指導のときに看護師さんに話しておきますね。」と言ってくれました。心強い。

この恐怖心から抜け出すには恥ずかしがらずに病院のスタッフさんたちを信じて打ち明けること。きっと同じ思いをしている人は私だけじゃない。

自己注射は本当に痛くないし、自分でお薬をゆっくりと注入できるからいいのですが、針に対する恐怖心だけ何とかしたい。

今は正直なところ、子供のためにと思う余裕もありません。でも一歩一歩前進しています。病院のみなさんを信じてこのまま最終日まで進んでいきたいと思います。

はじめての体外受精⑤~慣れない自己注射~

体外受精をする際には多くの卵子を採卵できるように育てる必要があります。一つの卵子よりも数が多いほど成功する可能性があがるからです。そして、卵子を育てるために必要なことが自己注射によるお薬の投与です。

針を見ることは大丈夫だし、なんとかなると思って甘く見ていたけど、実際に自己注射する針を見ると、第一関節ほどもある長いものでした。想像以上のものに驚いてしまうと同時に怖くなり、冷や汗と貧血が押し寄せました。

本当に大丈夫だろうか…どうしよう。

でも、やると決めたし皆がやっていること。一つ一つを乗り越えることで赤ちゃんに近づける。

やり方を教わり、実際に自己注射をしてみることになりました。躊躇するとできなくなる、思いきってやるしかない!意を決してお腹のお肉をつまみ、勢いよく注射しました。

始めにプツンと膜を破る感覚のあとは何も感じず、痛みも全くありませんでした。そのあとはお薬の投与です。ゆっくりと押し込んで注入。自分でスピードを調整できるし、全く痛みもありませんでした。

思っていたよりも、自分でやる方が調整できるし安心感がありました。

針の長さに慣れるには少し回数が必要なようですが徐々に慣れることができそうです。

自己注射をしているかた、どうやって怖さを克服しましたか?

体外受精を考えているかた、私と同じように自己注射を頑張っているかた、思っているよりも大丈夫だし、一緒に頑張りましょう。